【第21弾・大槌】
15日、お届け無事終了しております。こちらも今回、岩手ポークをお入れしました。お肉の説明は前回の記事をご参照下さい。(お野菜提供:道の駅・石神の丘様)
お届け先からは「お肉なんて滅多に手に入らないから、皆大喜びです」とのお言葉頂いております。嬉しい反面、あまり進展のみられない現地の状況が気がかりです。実際、地元の物流事情は全く改善されず、町民の間では、品不足等の話題で持ちきりだそうです。震災後、明らかに日用品の値段が高くなっていることも、厳しい家計をさらに圧迫しています。
「片道30分かけて店に来たのに何も買う物がない。手ぶらで帰ってきた」住民の精神状態は前より悪くなっていると言います。非常に残念な事に最近仮設住宅では、自殺者も出ました。事態は何も進展していない。どうやって前向きになれと言うのか。人々の地元行政や国に対する不信感は大変深刻です。もうすぐ長く厳しい冬が来ます。
「隣町にはスーパーができたのに、この町だけ(復興から)取り残されるんじゃないだろうか」
最近、つくづく「市民レベルの活動は、どんなに頑張っても限界があるなあ」と感じます。が、「国が…、政治家が…」と言っていても事態は変わらないし、出来る事をやっていくしかないのでしょう。ビタミン計画は、今後もお野菜支援をする中で耳にする現地の声を発信していこうと思います。
【募金箱】
以前ツイッターでお知らせしましたが、当計画のご賛同者様(@iwayan22)の働きかけにより、日本橋の二つのお店がビタミン計画の募金箱を置いて下さっています。ご報告とお写真を以下に転載致します。(スライドが表示されない方は、こちらとこちらをご覧下さい)