2011年6月26日日曜日

【第六弾】お届け完了!

フェアトレード東北様の事例】
既にお読みになった方も多いかと存じますが、フェアトレード東北様のブログ24日付記事を転載致します。

Kさんの場合
基礎データ:鹿妻地区
家族構成:息子、母の2人暮らし。
息子:震災後失職 母:震災後寝たきりになる
住居:アパート2階に住んでいる。1階部分は流されだれも住んでいない。
前のアパートは大規模損壊だが、裏のKさんの住むアパートは一部損壊の認定のため 給付金などは一切なく、あと1ヶ月ある失業保険が今は生活費。 車、自転車なし。

※震災後、行政に母親の介護認定の相談に行ったが、パンフレットを渡されたのみ。その後、社協や福祉課に相談の電話しても出ない。これからどうしていいかわからず、また相談する人もおらず。精神的にも病み、自殺企図したこともある。 生活環境もわるい。まともな食事をとっていない。地区の民生委員に相談したところ、当団体を紹介された。

援助経過→ それまで配給食のみだったため、食事、食品援助→継続
→ 数回のスタッフ訪問(ヒアリング)
→ カウンセリング
→ PSW(精神保健福祉士)介入
→ 移動手段がないので本人と市役所に同行し母親の介護認定手続き
→ カウンセリング(今後の生活再建の話し合い)
→ 認定完了後、自宅にヘルパーの派遣があるため、その時間にハーロワークに行ける事から 仕事を見つけることができるまで、車の必要性があり。
→ 支援者から車検切れの車を譲り受ける。
→ 車検(皆様からの寄付金を利用させてもらいました) 1ヶ月をとりあえずの期限とし車両を貸与。
→ 現在ハローワークでの求職中(瓦礫撤去の仕事が決まりそう)
→ 週末、当団体のボランティアとして参加。脱毛症もなくなり、自殺企図も考えなくなり、明るさを取り戻してくれています。

皆様は、この記事を読んでどのような感想をお持ちになりますか?
私は最初、「地元に根ざした組織だからこそ出来る、細やかなケアの一例だな」などと感心しておりました。しかし、よくよく考えると、昨今よく言われる「自立」について、被災地の方一人一人すべてに、この様なプロセスが必要である事が分かります。

復興に至るまでをトンネルに例えるなら、私達は今やっと入り口に辿り着いたようなものでしょうか?
気が遠くなるような感覚すら覚えますが、【ビタミン計画】として、出来る範囲のことを少しずつ、しっかりやっていこうと思います。

【第六弾】
本日お昼ころ、無事先方に到着したようです。うまい奥の細道さまから、沢山のお写真頂戴しております。
朝露が浮かぶキャベツ、一つ一つ丁寧に梱包されていく様子など…。是非ご覧下さい。
スライドショーが表示されない場合は、こちらのリンク先でもご確認頂けます。

次は、【第七弾】宮城県亘理へのお届け予定しております。
連日、Facebook、twitter上での拡散やお知り合いへの口コミ活動、皆様のご協力、本当に感謝しております。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
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 【ビタミン計画】 発起人 飯塚めぐみ
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