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活動概要の改訂版です。岩正人さん(@iwayan22)が作成して下さいました。
現在、ビタミン計画は、従来のお野菜支援に加え、放射線汚染物質の検査仮設住宅の定期訪問にも取り組んでおります。これらの活動を維持できるのも、皆様の暖かいご支援のお陰です。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。


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【ビタミン計画 活動スタート時の思い】
A. 避難所の食事事情(ビタミン・繊維質が著しく不足しているとのこと)
B. 東日本大震災により農家さんが風評及び直接被害を受けていること
以上の二点から、ワン・アクションで両者をサポートする方法を模索し、皆様の寄付金→東北の農家さん→産直品→避難所・仮設住宅・在宅避難先という仕組みに至りました。



【ビタミン計画 毎月の運営について】
<概要>
季節の野菜を平均10種類、1カ所あたりのお届け量は1回4~5万円程度、1ヶ月あたりのお届け回数は5回以上、被災地のニーズに合わせながら、こうした形で毎月行っています。
活動期間は、被災地からのニーズがなくなるまで、そして、皆様のご支援が続く限り、継続的に行う予定でおります。


<地産地消>
東北の産直野菜に拘っています。
風評被害のある農家さんを少しでもお手伝いするため、そして、東北の経済へ役立ててもらうために、東北の野菜を買う。
皆様からお預りした募金を、なるべく多くのお野菜にかえるために、産直ショップから買う。
産地の状況に左右されるなど難しい要素もありますが、出来る限り被災地に役立つような調達を心がけています。
また、お届け先にお子様や女性もいらっしゃることから、放射線被害のないよう最大限に注意を払っています。


<後方支援>
被災地に根付いて活動しているNPO等を応援しています。
被災地といっても、地域により、家により、人により、状況は千差万別です。また、刻一刻と変化しています。
ニーズに合わない押しつけの支援は、被災地のためにも支援者のためにも避けないといけません。
ビタミン計画は、活動の初期から、被災地に根を下ろして活動されている人たちを後方支援する形で活動してきました。
その結果、既にお野菜提供を終了した地域もありますし、逆に2012年になってから増加要請があり対応したケースもあります。
これからも、被災地の状況やニーズに合わせた活動を第一に考えています。




【プランター隊について】
ビタミン計画は、現地には行かない後方支援活動でしたが、
「プランターをお贈りして、野菜を育ててもらってはどうか」
「何かを育てる面白さは、小さな希望に繋がるんじゃないか」
「コミュニティというかご近所付き合いを、楽しく再起動できないものか」
こうしたメンバーの思いをきっかけに、被災地に実際に訪問するプランター隊活動を2011年10月に始めました。
被災地の方に相談し、私達が継続的にサポート可能な規模も考えた結果、様々な支援が集まってきている大規模仮設住宅ではなく、いまだ支援が少なく見落とされがちな小規模仮設住宅を対象にすることに決め、女川町桐ヶ崎と気仙沼市本吉町小泉の2カ所の仮設住宅への定期訪問を始めました。
その後、野菜プランターだけの活動ではなく、BBQを行ったり、イベントは催さなくとも定期訪問したりと活動を続けており、住んでいらっしゃる方たちとのコミュニケーションも少しずつ育ってきました。
月一度だけの訪問ではありますが、これからも大事に続けていきたいと考えています。



【これからの物資支援活動について】
物資支援をいつまで続けるべきかという問いに対しては、私達だけでそれを決めることは出来ないと考えています。理想は、各地の協力団体の皆さま -プロジェクトNext大槌町の集落代表フェアトレード東北亘理町応援団- から要請がある限り、バックアップをして差し上げることです。

「被災地は、今は、雇用の段階。もう、物資支援の時期は過ぎている」 ……昨秋くらいからでしょうか。よく見かけるようになったフレーズです。当方は、この種の発言が、主に支援する側から聞こえて来ることに違和感を覚えます。私達は、何とかして東北に元気になってもらいたいと思うあまり、被災地の皆さんに、首都圏のタイムフレームを押し付けてしまってはいないでしょうか? また、今回の様な大規模災害では、容易に被災地の全体像を語るべきではありません。

石巻出身で自身も被災された、NHK仙台の津田喜章アナウンサー。先の特別番組「明日へ」の中で語った言葉が強く印象に残っています。正確ではありませんが、記憶を頼りに引用します。
「被災者の方々の時間軸は違う。半年前に一歩を踏み出した人もいれば、今、踏み出しかけている人も。子どもを何人も亡くした親は、5年後かもしれない。皆いつかは前に踏み出さなければいけないが、ヨーイドンと一斉スタートがきれるわけではない」

震災発生から一年、まだ、お野菜を必要とされている方々がいる。ビタミン計画は、このことを重く受け止め、今後も活動を続けます。

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000【ビタミン計画】 発起人 飯塚めぐみ
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