2011年6月22日水曜日

【第六弾】の前に…

【福島矢吹町】
次回【第六弾】のお届け先は、石巻市のフェアトレード東北様です。お野菜の手配は、前回と同様矢吹町バンド連合会にお願いするつもりでしたが、後述する理由により断念致しました。


福島矢吹町では、地震により農業用水の配管が壊滅的な被害を受け、町の半分以上の水田に水が来なくなりました。そこで町は、大豆栽培を断念した相馬方面から、農機具を借りてきて、お米の作れなくなった田んぼで大豆作りを始める事にしました。

現在、町総出で大豆の作付けに取り掛かっています。その規模、90町歩!  野菜栽培には手が回らない様子です。 大豆栽培によって休田化を防ぐ。一見、合理的なように見えて、苦渋の決断だった事が伺えます。原発から離れた矢吹町でさえ、実際は作ってみても売れるかどうか判らない。しかし、賠償請求するには作るしかないというのが実情です。

 「(作らないでも補償されるのなら)その間、自分達が被災地支援に行くことだって出来るはずなんです」

代表長尾さんの言葉が今も耳に残ります。

【フェアトレード東北】
今月の初め『ニュースの深層』に代表の布施さんが出演なさった時の動画を見付けたのでご紹介します。(パート1パート2パート3パート4
「自分達で復興すれば、その後の誇りになる。弱った地域力を蘇らせるにはどうするか…」
「各地区で一番困っているような人にこそ役割を担ってもらう」
冒頭から考えさせられる発言が続き、一時間ほどの番組はあっという間に過ぎてしまいました。


後半では、団体が1200世帯に及ぶ在宅避難者に聞き取り調査を行った様子も紹介されています。具体的なグラフや表を交えた大変貴重なデータは、現在ネット上でも公開されています。こうした情報は、現地の様子を定量的に把握する事ができ、今後ますます重要になっていくと考えます。

“まず、一番弱い立場の人を助ける”
団体としての従来からの取り組みも、震災後の活動も、一貫して同じ姿勢が貫かれているように感じます。
ビタミン計画、微力ではありますが、長くご支援続けられるよう頑張りたいと思います。

最後まで読んで頂き有難う御座いました。【第六弾】お届けは26日(日)を予定しております。詳細については、次回のブログでお知らせ致します。
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 【ビタミン計画】 発起人 飯塚めぐみ
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