「今回、改めて分かりました。月日がたっても、この光景に慣れるということはないのだと……」土台しか残っていない妹さんの家を撮影している時は、どんなお気持ちがしたでしょう。つらいという言葉では、表現しきれないように思います。
マスコミの報道は、往々にして美談に偏りがちです。時に気の滅入るような内容であっても、今のありのままを知ってほしい。被災地の皆さんの共通の願いです。
【須賀町から小枕地区付近】
“大槌町須賀町付近から車で小枕の岸壁があった場所まで移動しながら撮影。”
“相変わらずの土台のみの風景。そして地盤沈下した影響で雨水も溜まっています。”
“水門は付近は道路はボコボコ状態。橋を渡る前と渡ったあとの道路は土がもってありました。”
“岸壁があった場所はすべて海になっていました。”
【新町付近】
“白く大きな建物は大槌病院、土台は、妹の家です。土台のみで、どこの家のものか分からない洋服やお皿などの破片、CDやDVDが散らばっている状態。暖かい時に生えていた雑草も今は枯れ果てています。
防波堤の外は川ですが海に近いです。内側は所々水がたまっています。少しずつ、残っていた建物が取り壊されてきていて、更に殺風景になってきています。
しかし、本当に何もなくなってしまいました。
妹の家の近くには、親戚の家もありましたが、ご近所の家と共に何もなくなりました。土台すらない家もあります。土台すら残らないなんて虚しいですね。”
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000【ビタミン計画】 発起人 飯塚めぐみ
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