【第33弾】大槌
【第33弾】は、15日大槌にお届け致しました。代表窓口の方からの頂いたお便りご紹介します。
“…正直、皆さん心を閉ざすようになってきました。直接お聞きしたところでは、「役場に行くと、みんな決まって怒って帰ってくる」という話があります。役場の防災上の不手際について、今も不満に感じている方が多いようです。
今だに仕事がない人、家族を亡くした悲しみから抜け出せない人、変わらぬ現状を悲観して欝状態になってしまう人など、あげたらきりがありません。
分かっていることは、行政は誰かの立場になって仕事が出来ないこと、仕事をしようとする気もないということです”
「…なのに、今もヘラヘラのんびり仕事をしている。あの笑顔を見ると、あの日、寒空に並んだ数々の遺体が思い出されてくる。悔しくてしょうがない!」地元行政への不満は、他のご支援先でも耳にします。役場側にも、国からの具体的な復興ビジョンが示されないなど、動きがとれない事情はあるでしょう。しかし、住民感情を置き去りにして、復興という大事業を乗り切れるのか? 自分は、単なるよそ者でしかありませんが、少なからず不安を覚えます。
その他お聞きしたお話、現地の今の声として記録に留めたいと存じます。
◎配給の仕方
現在、物資の配給は、再建中のショッピングセンター駐車場で行われている。開始は9時でも、みんな朝の5時から並ぶ。情報伝達に不備があり、配布を知らない町民がいる反面、隣の釜石市の人も貰いに来る。役場職員は、面倒臭いからか必要数のチェックなどしない。トラックで来て大量に引き取っていくケースもあるという。これでは、必要な人に必要な物が行き届かないのも当然だ。
◎仮設商店街
大槌北小学校の校庭に、プレハブの共同店舗が完成予定だ。(平屋と2階建てのプレハブ3棟ずつ。食料品店や飲食店など40店が賃料なしで2年間営業:NHKニュース) しかし、立地が不便であること。また、震災前から客足はスーパーやSCに集中していたことなどから、この計画の実効性に疑問を持つ町民は多い。
◎第三者機関
役場の環境が閉ざされた状態なのが問題だ。町外から利害関係のない専門家に来てもらって、業務を査定して欲しい。
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