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◎開催日と場所
・10月22日 牡鹿郡女川町
◎開催の形態
・22日は、芋煮会のグループと合同で活動。
◎牡鹿郡女川町の仮設住宅について
・元々、漁港一帯の集落だった。
・避難先もほぼ一緒の避難所生活だった。
・主に漁業従事者
・やや小さな(主観ですが)集会所
・ネットで検索すると、いくつかの団体が支援イベントで過去に入っているらしい。
・以前はクルマを持つ人は限られていて、買い物の依頼が集中したそうだが、今はいくらか台数が増えている。
・国道398号線が、大潮による冠水のため女川町で分断されてしまう箇所がある。
この時はクルマでの移動ができなくなるため、買い物ができなくなる。
(おそらく反対方向に出かけても、満足のいく買い物の出来る場所がないものと思われる)
9月の女川・桐ヶ崎仮設住宅 |
あいにく当日は朝から雨。
人影は当然見えず。
敷地内に入ると、入り口に一番近い場所に集会所の建物。
建物の横には掲示板があり、こちらで配った芋煮会と野菜プランターのチラシが張ってあった。
集会所屋内とその入り口前のスペースでイベントを行うことに決定。
荷下ろしとテント設営の後、各戸に直接呼びかけに。
が、留守宅が多い。
働ける人達は、下の港の片付け作業を自分たちの手で行っているという。
我々が来ることは、事前に告知されているのでまもなく戻るだろうとのこと。
各自手分けして、芋煮やその他の下ごしらえにかかる。
10時過ぎに、プランター関連の資材が届く。
内容確認後、一旦テント脇にそれらを片付け、芋煮会チームの手伝いにかかる。
仮設住宅の方々もぼちぼち集まり始め、ご婦人方が料理の下ごしらえに加わり始める。
もともと両方の会は、「一緒にやりましょう」が主旨だ。
芋煮の段取りの悪さに、元料理教室の先生だったというご婦人が「これじゃ12時に食べられない」と、猛然と辣腕を奮ってくれたそうだ。
みんな無事に食事にありつけた後、野菜プランターの会、開始。
今回、どういう方法でみんなに提供するか、現場でもギリギリまで決断が出せなかった。
つまり、土入れから種まきまで全てやってもらうか、あるいはある程度までこちらでやっておきフィニッシュだけやってもらうか。
結局、底土と土までこちらでスタンバイしておき、浅い溝を二本作って種を蒔き土をかけるところをみんなにやってもらうというスタイルに。
まず、溝を掘ってもらう。
曲がったり広がったり……みんな結構真剣だ。
今回の野菜はハツカダイコンとチヂミ菜の二種類。
種をみなさんの手の上にパラパラと乗せてやり、「はい、蒔いてくださいね」と声をかける。
種が蒔かれる。ポロポロと溝から外れる。
気にしない気にしない。
「もうちょっと足しましょうか」パラパラと手に乗せる。
土をかけてやる。
水をかける。
やっと一鉢出来上がりだ。
一度流れが出来たので、少し気が楽になる。
今回のプランターの(自分以外の)メンバーは素晴らしい。
何も言わなくとも、足りない場所に素早くカバーに入ってくれる。
気がつくと、マンツーマンで作業中の鉢がいくつも。
その場で作った宅番号リストに、確認した番号と名前を記入し、家の前まで運ぶ。
会場に来ていない方の分も作り、家の前まで運んでおく。
会場の広さと人の数のバランスで考えると、これがギリギリのチョイスだったと今にして思う。
「楽しみだね」
有り難い一言だった。
でも自己満足には陥るまい。
これからきちんとフォローできるだろうか、そしてどんなフォローができるだろうか。
撤収作業に入る。
同時に支援物資(生活雑貨)の配布準備。
また、みなさんに集まってもらい、配布後、記念撮影。
再会を約束し、バスは出発。
お互い手を振って別れる。
ずっと手を振り合っている。
そして終わるころ雨はほとんどやんでいた。
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