2012年3月15日木曜日

物資の支援はいつまで…?┃【第50弾】亘理町へお届け

【第50弾】亘理町
記念すべき50回目のお届けは、宮城県亘理町へ。ビタミン計画は、同町で個人的に活動されていた越山を応援する形でスタートしましたので、非常に感慨深いです。頂いたお便りご紹介致します。
“亘理町応援団の越山です。7日に荒浜地区へお届けしました。遥々岡山県から送って頂いたお野菜(白菜、レタス、ごぼう、サツマイモ、ほうれん草、水菜、高菜、ネギ、カブ、ウド菜、菜花、アイスプラント、トマト、卵、ミカンなど)には、初めて見る種類も多く、皆さん興味津々の様子でした。
亘理町は、皆気さくな方ばかり。私達を息子娘のようだと仰って「いつもいつも、ありがどね!」「折角だから、おじゃ飲んでったらいんでねーの?」「ご飯食ったのげ?」と、暖かい笑顔で迎えてくれます。そんな幸せな時間があるのも、私達がビタミン計画さんのお野菜を届けさせて頂いているからです。本当に有難うございます


   一番目の写真には、金槌を片手に玄関周りを修繕されている様子が写っています。仮設住宅から自宅に戻り、修理をしながら住む方が増えているのだとお聞きしました。

   在宅者の増加に伴い、亘理町応援団さんがご支援する世帯数も、現在100戸を越えています。荒浜地区に加え、先月からは、吉田浜方面も巡回するようになりました。きっかけは、現地の方がメンバーのブログに直接「私達の所にも来て貰えませんか?」とコメント投稿されたこと。我慢強く、あまりネットを利用されない東北の方がとったこの行動には、大きな意味があると感じます。



   先日、「いつまで野菜支援を続けるつもりか?」といった内容のご質問を頂き、当方に、それを決める権利はないとお答えしました。理想は、各地の協力団体の皆さま -プロジェクトNext大槌町の集落代表フェアトレード東北亘理町応援団- から要請がある限り、バックアップをして差し上げることです。

   「被災地は、今は、雇用の段階。もう、物資支援の時期は過ぎている」 ……昨秋くらいからでしょうか。よく見かけるようになったフレーズです。当方は、この種の発言が、主に支援する側から聞こえて来ることに違和感を覚えます。私達は、何とかして東北に元気になってもらいたいと思うあまり、被災地の皆さんに、首都圏のタイムフレームを押し付けてしまってはいないでしょうか? また、「一を知って、十を語るな!」の記事にも書きましたが、今回の様な大規模災害では、安易に被災地の全体像を語るべきではありません。

   石巻出身で自身も被災された、NHK仙台の津田喜章アナウンサー。先の特別番組「明日へ」の中で語った言葉が強く印象に残っています。正確ではありませんが、記憶を頼りに引用します。

被災者の方々の時間軸は違う半年前に一歩を踏み出した人もいれば、今、踏み出しかけている人も。子どもを何人も亡くした親は、5年後かもしれない。皆いつかは前に踏み出さなければいけないが、ヨーイドンと一斉スタートがきれるわけではない」

   震災発生から一年、まだ、お野菜を必要とされている方々がいる。ビタミン計画は、このことを重く受け止め、今後も活動を続けます。

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今月も沢山のご支援頂いております。本当に有難う御座います m(_ _)m
一時は過去最低の残高まで落ち込み、正直「一年という節目が、こういう形になってしまうとは…」と不安にもなりました。現在、目標額まで約9万円。引き続き、暖かいお力添えをどうぞ宜しくお願い致します!

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000【ビタミン計画】 発起人 飯塚めぐみ
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